グリストラップの構造は、右の図の様にストレーナー(バスケット)、水槽、トラップ管の3点によるものが一般的です。水槽自体の材質はステンレス製やFRP(強化プラスチック)製が多く、まれにコンクリート製のグリストラップも存在します
一般的なしくみとして、シンク等から流れ込んだ汚水は、まずストレーナー(かご)に流れ、そこで比較的大きな固形物が堰き止められ細かい固形物、油分が含んだ汚水が槽内に流れ込みます。油分は性質上水の上に浮き、固形物は槽の底に沈殿しますが、仕切り板によって油分は排水口の方に流れにくくなって、しかも一般的な構造のグリストラップでは、仕切り板が2枚取り付けられているため、更に流れにくい構造となっております。また、細かい固形物では槽の底にある突起部分で堰き止められます。
排水トラップは、油分及び固形物が堰き止められた水のみを下水管の方に排水されるように排出口は水の中に口が開いている構造になっています。
従って、日々使用することによって、油分及び食品残渣等の固形物はどんどん槽内に蓄積されてしまいます。それを定期的に取り除く必要性があります。