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SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月に、国連サミットで「ともに取り組むべき国際社会の普遍的な目標」として全会一致で採択されました。
SDGsは、2030年に向けた持続可能な開発に関する地球規模の優先課題を17のゴール(目標)として掲げております。
当社では、創業以来、「地域社会との共生」を経営理念として、業務に係る「資源の有効活用と循環型社会の形成」を目指していますので、業務自体がSDGsに深く関わっています。現在行っている業務をSDGsの項目に当てはめると下記のような業務リストになりました。
当社は元々SDGsの項目にあるような内容を業務としておこなってきているのですが、国連で定められたSDGsという新しい概念を知る為に、取り組み初年は学習からスタートし、4年が経過しました。
4年間の目標は、次の通りです。
47期(ISO 12年度):「SDGsを知る」 広報委員を中心に学習を進めました。
48期(ISO 13年度):「健康経営」 更にSDGsに貢献できるよう、数値目標を設定して組みました。
49期(ISO 14年度):「働きやすい職場作り」 課ごとに数値目標を掲げ問題点の改善に取り組みました。
そして50期は、環境事業部・食品製造事業部それぞれが目標を掲げ取り組みました。
取り組みの内容は「鈴木油脂のSDGs社内活動報告」のページにて紹介しています。
営業課 | 事業内容 | 取り組み内容 | 目標番号 |
---|---|---|---|
営業課 | 営業 | 未使用油(規格外れ、賞味期限間近)の受け入れ営業 | |
業務課 | 回収 | トラック17台はGPSを使い距離、経路、時間を管理。燃費削減エコドライブにつなげている | |
廃食油(捨てられる油)の回収 | |||
使用容器は繰り返し使えるペール缶、収集運搬回数を減らすドラム缶やタンクの設置 | |||
回収コースの見直しによる効率化 燃料使用の低減 | |||
グリスト | グリストラップの清掃や高圧洗浄による排水の汚れの低減 | ||
工場(製造部門) | 入荷 | お客様のニーズに合わせた製品製造の為廃油を油種別に仕分け | |
製造 | 廃食油(捨てられる油)のリサイクル | ||
未使用油(規格外れ、賞味期限間近)のリサイクル | |||
作業工程を追加して廃棄物に付加価値をつける(廃油精製のグレードアップ・粕、肉粕 澱をリサイクルし製品化) | |||
装置(クッカー、ろ過機、エキスぺラ、マーガリン溶解精製装置、ミートミール粉砕機)の工夫改良により製品に付加価値をつける | |||
産業廃棄物の削減(濾過後の粕ロカヘルプを肥料用にリサイクル・軍手を洗って再使用) | |||
品質管理の徹底(飼料用油脂・ミートミールを規格内に製造) | |||
バイオディーゼル燃料の製造 | |||
出荷 | お客様のニーズ(規格)に合わせた製品の出荷 | ||
2号油を電力会社に供給 | |||
その他 | ボイラー蒸気でたまった水を利用し床洗浄 | ||
排水処理施設を使って法令基準内の排水にして下水道に排出 | |||
苛性ソーダ適性な管理。2%濃度に希釈し使用手順の徹底し使用量削減・ | |||
事務管理課 | 電力削減 | 空調の適温化、クールビスウォームビスによる節電 | |
産業廃棄物適性管理 | マニフェストをもとに廃棄物の適正な管理を実施。最終処分先の現地視察実施 | ||
省資源 | 会議はプロジエクターを使用しペーパレス化・電子マニフェストの奨励・報告文書はメールで | ||
従業員教育 | 外部研修、冊子、ポスターによる従業員教育 | ||
全体 | − | ユニフォームのリサイクル | |
業務の効率化による総労働時間の管理 |
営業課 | 事業内容 | 取り組み内容 | 目標番号 |
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業務課 | 生脂回収 |
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エコドライブ |
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製品課 | 食用動物油脂製造 |
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生産管理課 | 受注・販売管理 |
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原料搾油課 | クッカー・ボイラー |
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技術開発室 | 化学物質管理 |
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業務部 経理 総務 | 時短勤務 |
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従業員教育 |
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事務作業全般 |
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施設管理課 | メンテナンス |
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排水処理 |
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太陽光発電 |
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全体 | 高齢者・障碍者雇用 |
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地域貢献 |
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ISO認証、ISCC認証 |
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− |
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鈴木油脂では定期的にSDGs について社内啓蒙を図る目的で「SDGs 社内広報」を発行して社内に掲示しています。Vol.1では、「私たちが関わっている事、これから出来る事」と題して、業務との紐づけをおこなって、親近感を広げました。
Vol.2では、SDGs目標No,1「貧困をなくそう」について、オリジナルキャラクター「ゆっしー」を用いて、情報発信をしています。
Vol.5では、SDGs目標No,4「質の高い教育をみんなに」といったように、SDGs目標を順番に「やさしく、わかりやすく解説して、発信しています。
また、「SDGsの講習会」に参加した際の情報は、号外として情報を発信しています。カードゲームや他社の取組なども掲載しています。号外では、地域イベントでのSDGs関連記事も掲載されて、様々なところに取り入れられたSDGsを知るきっかけとなっています。
51期10月に移転予定の新工場について、日々変わる最新情報を工場長と施設担当より伝えてもらい、現在の工場と比較しながら移転後のイメージを全員で発信しました。
各種SNSにて発信しました。
神奈川県内の経済活性化及び雇用創出の為に創設された施策ですが、新工場での事業内容にて「エネルギー関連産業」部門で選出されました。
事業部で「労災ゼロ」を目標に取り組みました。
・AI-Contactを活用し、遵守率を高めることで労災防止に繋げました。
・使用機器と保護具の点検及び定期的な買い替えを行い、事故の発生を未然に防ぎました。
・食品安全会議を通じて労働安全衛生に関わる教育動画の視聴を行いました。
本来業務がSDGsの取り組みそのものである事を意識付けする為にも、各部門で日々努力している事を数値化させた目標にしました。
外から見られている意識で工場をきれいな状態に保ち、持続可能な社会への意識を高めます。
数値目標を設ける事で更に順守意識を高め、持続可能な社会により貢献します。
コピー用紙購入量 前年比 6~8月10%削減 9月~11月20%削減 12~5月30%削減
封筒購入枚数前年比 6~8月10%削減 9月~11月20%削減 12~5月50%削減
支払い明細・請求書・契約書の電子化で資源の削減にもつなげ持続可能な社会により貢献します。
新規獲得の数量の中でも、固めて捨てていた油(リサイクルされていなかった油)の回収を増やす事で持続可能な社会により貢献します。
事業部全体で紙媒体のアナログ管理からデジタル化を進めます。
何十もの手書きのチェックや確認に手間がかかる、記録の記入漏れ、逸脱が後々判明する、必要な情報が紙を見ないと分からない等々、アナログ管理が効率化を阻害しコスト面にも影響が出ていた事から、紙による印刷、配布、保管、承認など をタブレットやKintoneを使ったデジタル管理に変更していく事でコピー用紙の削減を進めます。
紙の削減のみならず、業務管理業務では1日あたり1~2時間の削減、月あたり150時間程度の削減を見込んでおり、事業部全体で業務効率の改善を図り生産性向上、利益の拡大へ繋げていきます。
各部門のSDGs委員(又は推進担当者)より第49期の活動報告を致します。
部門 | 該当SDGs | 目標 | 行動 | 評価方法 | 委員 |
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製造 | ①会社のカレンダー通りに休む ②月4回18:00までに業務を終わらせる |
業務を計画的に行う 業務にメリハリをつける |
毎月の達成率75%以上 | 庄司 | |
事務管理課 | ①午前と午後各30分休憩を取れるようにする ②有給休暇を10日取れるようにする |
業務の守備範囲を広げる事で、7名体制の所、一時的に人員が減った場合でも通常業務が遂行できる様、現状の課題を毎月クリアしていく | 毎月:取り組む目標を定め、達成の有無を〇×で評価 年度末の達成率を70%以上とする |
市川 | |
業務課 | 全員が残業45時間以内にする | コースの効率化を図る | 毎月の達成率75%以上 | 高橋 | |
営業課 | 全員が残業45時間以内にする | 業務の効率アップ | 毎月の達成率100%以上 | 飯沢 |
部門 | 該当SDGs | 目標 | 行動 | 評価方法 | 委員 |
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総務・経理 | 整理整頓 | 計画に基づき、ファイル等片付け、清掃を実施する |
毎月:取り組む目標を定め、達成の有無を〇×で評価年度達成率80%以上 | 石原 | |
技術開発室 | 防災 | 毎月、避難経路の確認をメンバーで実施する。実施場所は毎回変える(分析室・試作室・事務所など) | 年間予定表を作成して、達成度合いを毎月評価する 毎月8%以上の達成を目指、年間100%とする |
近嵐 | |
製品課 | 廃油削減 | 目標に向けて、コミュニケーションを活発化して、働きやすくする | 年間で3%の廃油を減らす。毎月の許容範囲を決めて、結果を交えて翌月の方法を話し合う | 鈴木・與儀 | |
原料搾油課 | 作業現場の環境改善 | 温度測定を行い、マイナス5度を目指す(蒸気の洩れ、フィルター清掃、など環境改善を意識する) | グラフを作成して、課内で情報を共有する(達成状況を○×評価して、達成率75%を目指す) | 釣井 | |
生産管理課 | 残業を減らす | 力量評価表を用いて時短、効率化をおこなう | 前年対比表を用いて達成状況を○×評価して、達成率75%を目指す | 橋上 | |
業務課 | 目標で成果を残すため、妨げをなくす。 | 目標と達成方法及び評価する点を掲示する 担当者との話し合いの時間を設けて、積極的に問題解決に取り組む 個々の力量の差を埋める様にプログラムを作成実施する |
毎月達成の有無を〇×で評価年度達成率80%以上 | 柴山 |
広報委員会から第48期の活動報告をさせて頂きます。
48期の広報委員の活動は主に、会社のホームページとFacebookの更新と広報誌の作成を行いました。
ご覧になられている方もいると思いますが、会社のHPには、業務内容やトピックスが記載され、FacebookやSDGsの取り組みへのリンクがあり、会社の大きな取り組みから、清掃活動等の何気ない出来事まで、記事にして社外へ周知させて頂いています。
Facebookのアカウントをお持ちの方は「いいね」を押して頂けると、励みになりますので、ご協力お願い致します。
広報誌ですが、48期は3部発行し掲示させて頂きました。
SNSを通じて鈴木油脂がどのような事業を行い、SDGsにどういった形で貢献しているかを記事にしました。また、歌川工場で認証を受けたISO22000の内容、SDGs13番目の目標「気候変動に具体的な対策を」等、SDGsに関わる内容を取り扱いました。
第47期の広報委員会で参加した、横浜グリーン購入ネットワーク主催のSDGs実装ゼミナールにおいては、受講の修了書も発行して頂き、鈴木油脂の取り組みとして評価されました。ゼミナール受講の内容は、神奈川新聞の記事にもなり、鈴木油脂の取り組み周知に役立ったと思います。
また、48期は会社全体でSDGsに取り組む為、健康経営を取り入れ、従業員各自が毎年行っている健康診断の結果を元に、健康の為に取り組む項目と数値目標を決め、その目標を達成した社員の割合が70%以上になることを目標にしました。
「健康経営に取り組み、個人目標達成者70%以上を目指す」を第48期の数値目標とし、SDGsの目標にもある「働きがいも経済成長も」や「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任つかう責任」を従業員の皆様一人ひとりが意識し活動し個人の申告では70%以上達成見込みですが正式には7月の健康診断の結果を基に達成報告としてトピックス等にアップする予定です。
慶應義塾大学 三田キャンパスにて「SDGs×幸福×経営シンポジウム」が開催されたので参加してきました。
東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2019」の最終日に参加してきました。
47期中間経営発表会において、広報委員による講習会参加報告や会社としての今後のSDGsへの取組計画を報告しました。