「緊急事態対応定期テスト」のご報告

 

 

今回は、10月12日(土)におこなわれた「緊急事態対応定期テスト」のご報告です。

 

 

[1]防災訓練 と 避難訓練 

 

石田工場から本社工場に移転後初めての訓練となるため、今回は新しい工場で消火器の設置場所避難経路指定避難場所の確認を全社員でおこなうことからスタートしました。その後、部門ごとに指定避難場所まで避難しましたが、実際に大勢で動いてみないと分からなかった「懸念事項」・「改善事項」も見つかりました。今回の訓練を活かして、机上だけで考えていた避難経路を見直したり、避難手順書に注意事項を加える等をおこない、新工場での緊急事態対応の基盤を整える事が出来ました。

 

 

[2]油流出事故発生対応テスト

 

【 シミュレーション 1 】 公道を走行中に荷台で一斗缶が落下し、道路に流出

 

道路での流出を想定し、実際にトラックの荷台から油を流す訓練を実施しました。廃油の回収に当たって何よりも重要なのは「流出事故を起こさないこと」に他なりません。それでも万が一流出してしまった際には被害を最小限に押さえることが重要です。まず初動対応として油が拡散しないように吸着マットで油を吸着させます。流出現場の処理だけでなく会社への報告、通行車両や通行者への注意喚起、事故現場責任者への状況説明など、実際の事故同様に真剣さやスピードを求められる緊張感のあるテストでした。

 

シミュレーション 2 】 荷下ろし中にドラム缶が倒れ工場敷地内に流出

 

工場帰着後の荷下ろしで、パレットにドラム缶を載せる際、バランスを崩し、ドラムが倒れる流出事故を想定しました。大量の油が流れ一時工場内に拡散しましたが、安全に配慮し、工場メンバーで迅速に対処しました。

今回の「緊急事態対応定期テスト」を通して懸念点をあげ、安全な避難手順の構築や流出事故に対する迅速な対応につなげてまいります。